キモノ葉月さんへインタビューしてきました♪

蕾写真館ではキモノの楽しさを知ってもらう活動の一環として、「キモノのお店」や「キモノ女子」へのインタビューを行っています。(通常は着物メディアKIMONO BIJINに掲載しています)こちらのBlogでもゆるゆるとご紹介してまいりますので、おつきあいいただければ嬉しいです♪

キモノ葉月は新宿から2駅、代田橋駅にある着物屋さんです。可愛い着物や帯、小物が4,000円から10,000円を中心に揃っています。オーナーの葉月さんお一人で仕入れから値つけ、接客まで全て対応していますが、どんなお店なのかお伺いしてきました。

「自分の好きなものを集めて、自分がして欲しいことをしたいと思って始めた着物屋です。沢山のものにかこまれているのが好きなので、着物1枚買うのではなく帯や小物もセットでコーディネートを楽しんでもらえるよう価格も抑えています。2セット、3セットお買い上げになるお客様もいらっしゃいますよ。あと私はゴリゴリした接客をされるのが苦手なんですよね(笑)だからキモノ葉月にいらしたお客様にはゆっくりと店内を見て欲しいと思っています。無理に購入して帰宅後に後悔して頂きたくありません。もちろんご相談には喜んで乗らせていただいてますよ。」(葉月さん)

優しいお姉さんという風情の葉月さん。着物初心者さんにはぴったりかもしれません。

「実際若いお客様がとても多いですね。いいお客様に恵まれて、ご紹介が繋がってお客様が増えていった感があります。地方からいらしてくださる方も多くなりました」(葉月さん)

葉月さんと着物との出会いは『昔きもの ゆめや』で働いたことがきっかけとのことでした。NHK連続テレビ小説の「とと姉ちゃん」や「花子とアン」に衣装提供をしていることでも知られる山梨は甲府の着物屋さんです。

「元々洋服が大好きでアパレル業界で働いていたんです。洋裁もやっていましたし、成人式は全身Vivian westwoodでした(笑)。洋裁ができるということで『ゆめや』さんで働くことになったのですがそこでオーナーと出会ったのが転機ですね。着物や着付けのこと以外にも沢山の学びがありました。私の恩人、人生の師匠といってもいいくらいです!オーナーに”貴方は人の話が聞けるからいつかお店をやったら?”と言われたことがあり、その頃から少し意識はしていたかもしれません。」(葉月さん)

その後『Tokyo135°』、『古着のきもの 長谷川』と着物屋さんで修行を積んだ後に2015年7月『キモノ葉月』を始めたという葉月さん。
「自分のお店を持ったのは、もうタイミングですね。骨董のお仕事を手伝うようになり、引越しすることにもなり、倉庫に着物が入りきらなくなってきた頃に丁度よく物件と出会ったという感じです。」(葉月さん)

『キモノ葉月』の商品ラインナップはアンティーク着物とリサイクル着物が中心。サイズなどで対応出来ないこともあるので現代物も少し扱い始めていますが、あくまで葉月さんの好みに叶った商品を少しだけ仕入れているそうです。これからの展開も気になるところです。

「これからもずっと、細く長くやっていきたいですね。今は自分の好きなことが出来ているので、すごく幸せなんですよ。お店をこれ以上大きくしていきたいという想いはなく、あくまで私自身が目の届く範囲で、しっかりお客様と向き合いながら長くお店をやっていきたいと思います。」(葉月さん)

着物のことを相談できる存在がいつもいるというのは着物女子にはとても嬉しいこと。末長いおつきあいができそうな予感の『キモノ葉月』さんに初心者さんも上級者さんも是非一度伺ってみてはいかがでしょう。